剪定
庭木のお手入れと言えば、まず鋏で枝や葉を切ることを思い浮かべるでしょう。それが剪定です。

剪定は何の為にするの?
庭木を何の手入れもせず放っておくと、大きくなりすぎたり、その木の持っている美しい姿が崩れたり、葉のふところが日照不足となって虚弱枝が出たり、病虫害が発生しやすくなるなど、樹木の生育に都合の悪い事が現れます。
このようなことが無いように剪定を行い、下記の事柄を助けるわけです。
このようなことが無いように剪定を行い、下記の事柄を助けるわけです。

剪定はいつするのですか?
剪定には、よい時期、悪い時期があり、適度な時期に行わないと植木が弱ったり、ひどい時は、枯れたりします。
おおむね、次のような時期なら大丈夫です。
おおむね、次のような時期なら大丈夫です。

花木の剪定は、もう少し注意を要します。花芽分化期があって、これ以前に剪定を済ませておかないと次回の花付が悪くなります。
剪定はどのようにするのですか?
まず、「誰が見ても不必要な枝」を切る事が第一歩。
そして、その不必要な枝を根元から切り落とします。
①の位置で切ると枝が交互に伸びてゆく
②の位置で切ると幹の側に伸びて枝が混み合ってしまう
③の位置で切ると外側に伸びて樹冠が広がる
そして、その不必要な枝を根元から切り落とします。
①の位置で切ると枝が交互に伸びてゆく
②の位置で切ると幹の側に伸びて枝が混み合ってしまう
③の位置で切ると外側に伸びて樹冠が広がる

どの枝を切るか?
混みすぎた枝:
幹のほぼ同じ所から同じ方向に枝が出ることがあります。樹形が悪くなるので大きな枝を残し、切り取ります。
徒長枝:
普通の成長以上に伸びた枝、枯れ枝や病気の枝、虫が食べた枝なども切り取ります。
ひこばえ:
植木が弱ってくると地際より小枝が出てきます。衰弱した原因を調べる必要がありますが、とりあえず地際より切り取ってしまいます。
ふところ枝:
幹や大枝から貧弱な小枝が出ることがあります。今後の成長が望めませんので切り取ります。
逆さ枝:
普通の枝と違う方向に伸びた枝は切り取ります。
その他:
枯れ枝や病気の枝、虫が食べた枝なども切り取ります。
幹のほぼ同じ所から同じ方向に枝が出ることがあります。樹形が悪くなるので大きな枝を残し、切り取ります。
徒長枝:
普通の成長以上に伸びた枝、枯れ枝や病気の枝、虫が食べた枝なども切り取ります。
ひこばえ:
植木が弱ってくると地際より小枝が出てきます。衰弱した原因を調べる必要がありますが、とりあえず地際より切り取ってしまいます。
ふところ枝:
幹や大枝から貧弱な小枝が出ることがあります。今後の成長が望めませんので切り取ります。
逆さ枝:
普通の枝と違う方向に伸びた枝は切り取ります。
その他:
枯れ枝や病気の枝、虫が食べた枝なども切り取ります。

生垣の刈り込み
生垣や丸く仕立てた潅木などには刃先を揃える作業があります。
大型の鋏で刈り込むのですが、コツを覚えれば誰でもできますので、ぜひ日曜植木屋さんを楽しんでみてはいかがですか?
大型の鋏で刈り込むのですが、コツを覚えれば誰でもできますので、ぜひ日曜植木屋さんを楽しんでみてはいかがですか?
刈込みの時期はいつですか?
生垣は基本的には萌芽力の大きい樹木なので5月頃に一回、6~8月の間に最低2回は刈込みます。樹種にもよりますが、こまめに刈込んでいると、きめ細かい生垣が出来ます。
花木は、花が終わった頃刈込みを行うのが理想です。
花木は、花が終わった頃刈込みを行うのが理想です。

刈込みの注意
①生垣は上の枝を強く、下の枝を弱く刈込みます。
②ひもを張って、まっすぐ刈込むようにします。
③針葉樹は萌芽しにくいことがあるので、あまり刈込みません。
④潅木は葉を切断して見苦しくなるので、木鋏で小枝を切ります。
②ひもを張って、まっすぐ刈込むようにします。
③針葉樹は萌芽しにくいことがあるので、あまり刈込みません。
④潅木は葉を切断して見苦しくなるので、木鋏で小枝を切ります。

上を強く刈ることにより、下からの発芽が促進されます。下ばかり剪定しますと、木は上へと成長しますが、下側の葉はだんだんと薄くなり、目隠しとしての機能が損なわれます。