永く暮らす住まいだからこそ地震・火災に強い
ポラスの2×4(ツーバイフォー)工法の家

家選びで重要なポイントの1つが「構造選び」。
マインドスクェアの住宅は、優れた性能を持つ2×4(ツーバイフォー)工法を採用しています。
ここでは、一般的な2×4工法の優位性に加え、「ポラスの2×4(ツーバイフォー)工法」の特長についてもお伝えします。

「家選び」は「構造選び」から

家を選ぶとき、華やかなデザインや設備仕様、間取り、そしてお金の事だけについつい目がいきがちです。

しかし、どんなにおしゃれな家でも、安い家でも、安心して永く暮らせなければ「良い買い物」とは言えません。

家選びのポイントは『構造選び』であるとマインドスクェアは考えます。
なぜなら、災害に強いかどうか、心地よく住めるかどうかは、家の構造にかかっているからです。

家の構造には様々な種類がありますが、マインドスクェアの家は『2×4(ツーバイフォー)工法』を採用しています。

『2×4工法』は「地震や火災に強い」「省エネ性に優れている」という優れた性質を持つ木造工法です。
木造建築のプロフェッショナルであり、さらに、地域に根差し、地盤の性質まで知り尽くしているポラスだからこそ2×4工法の住宅は、より丈夫で長持ちするものとなっております。
また、災害に強く省エネ性が高いだけではなく、都心の生活には嬉しい「遮音性」にも優れています。

永く暮らす家ですから、デザインや設備だけでなく「安心感」をご提供したいと考えております。

ここでは、マインドスクェアがご提供する『ポラスの2×4(ツーバイフォー)工法』の特長について、ご説明していきます。

2×4(ツーバイフォー)工法とは?

ツーバイフォーとは、六面体構造によって耐震性、断熱性、省エネ性、遮音性に優れた、木造住宅の構造です。
正式名称は「枠組壁工法」といいます。

名前の由来

2×4(ツーバイフォー)工法というのは、基本構造材として「2インチ×4インチ」(38mm×89mm)の木材が主に使用される事から命名されました。
このツーバイフォー材を中心に、6種類の規格材が主に使用されます。 規格の統一により大量生産とコストダウン、そして現場での合理的な施工が可能になりました。

ツーバイフォー住宅の組立手順

2×4(ツーバイフォー)工法では、あらかじめ工場で規定どおりに構造材や壁パネルをつくり、建設現場で効率的に組み立てます。 プレカット材を使用して現場で枠材に面材を釘打ちして組み立てる「現場施工方式」と、工場で製造したパネルを現場に搬入して組み立てる「パネル方式」があります。

パネルを予め工場で作り、現場で搬入

パネル工法には様々なメリットがあります。まず非常に短い期間で工程が進み上棟(屋根がかかる)するため、雨にさらされる心配も少なくなります。
また、加工済みのパネルを組み立てていくので、無駄な材料が減り、産業廃棄物の削減にもなるので、環境へも配慮できます。現場での作業も少なく、一定の品質が保たれます。
※下記はフルパネル工法の場合

地震に強い6面体構造

ツーバイフォー工法は、床・壁・屋根が一体となって組み立てられた箱型構造となっており、揺れを6つの壁面全体でバランスよく吸収、分散し、特定の部分に負担が集中しないつくりとなっています。さらに揺れを壁で分散することで室内が揺れにくくなっています。

また建物全体の床面と壁が一体化したモノコック構造となるので、どの方向から外力が加わっても、その力はまんべんなく壁面に伝えられ、分散される、とても強固な構造です。

ポラスが求めるのは「2回目の大きな地震」でも倒壊しない家

ポラスオリジナル構造計算ソフト ウッドイノベーターNEXT


2016年4月にポラス暮し科学研究所で開発された3Dの構造解析ソフト。
これから建てようとする家の構造を、パソコン上で忠実に再現し、地震の波形データを元に建物を揺らす 「倒壊シミュレーション」が実施可能になりました。

2016年に発生した熊本地震で、2回も震度7を観測した益城町の地震波データを用いて、耐震性能を確認しています。

ポラスでは、全棟で構造計算(許容応力度計算)を実施しています。

構造計算(許容応力度計算)とは?


建築物を設計する際に、地震、台風、積雪など自然の外力を受けた際の安全性を計算するものです。
この計算結果から、基礎構造における断面や配筋、柱や梁の断面、耐力壁の量や配置などを決めます。

※建築基準法において、構造計算とは「許容応力度計算」のことを指します。「壁量計算」は、構造計算ではありません。

燃え広がりを抑制するファイヤーストップ工法

高精度なツーバイフォー工法は、躯体各部が密閉空間で構成されているため、各部屋が「防火区画」となり燃焼に必要な空気の供給を遮ることができます。さらに、床や壁の接合部などのファイヤーストップ材が燃え広がりを遮断します。
外壁や軒先部分を防火構造としているので、火災にも優れた耐火性能を発揮します。

2×4(ツーバイフォー)工法は国土交通省大臣耐火構造認定を取得

従来、防火地域で木造住宅を建てる場合、2階建以下かつ100㎡以下という制限がありました。

しかし多くの研究成果や検証の積み重ねにより、一歩一歩着実な技術開発がなされ、平成16年、ツーバイフォー工法は日本の木造建築として初めて耐火構造として認められました。
これにより、防火地域でも100㎡を超える3階建以上の木造住宅が建てられるようになっています。

火災保険が優遇されます

省令準耐火構造の場合、「T構造」に該当するので、他の「H構造」の住宅に比べ一般的に火災保険料が割安になります。
「T構造」は、コンクリート造や耐火建築物と同じ区分になるため、高い耐火性が証明されています。

気密性を確保しやすい2×4(ツーバイフォー)工法

ツーバイフォー工法は、自身の特徴である「床版・壁を組み立てる方式」のため、気密性を確保しやすい工法となっています。また、外壁室内側のせっこうボードの下側に防湿気密フィルムなどを貼ることで、相当隙間面積(C値)を少なくでき、漏気による壁内結露などを防ぐことが出来ます。

相性の良いグラスウール断熱

グラスウールとは、ガラスを繊維状にしたものをマット状や板状に成形したもので、リサイクル率80%の材料です。
身近にある物質の中で、もっとも熱を伝えにくいのは”空気”ですが、空気が持つ断熱性能を活用するには、 空気が動かないように固定しなければなりません。超細繊維が複雑に絡み合う高性能グラスウールは、 繊維と繊維の間に動きにくい空気層を構成し、高い断熱性能を発揮することが可能です。
また、温度変化による反りや伸縮もなく、万が一の火災時にも有毒ガスを発生させません。 さらに、ツーバイフォーの四角い壁面に隙間なく充填でき、施工のばらつきが少ないため、優れた品質を最大限に生かせます。
ポラスでは壁・床・屋根の断熱材に高性能グラスウール(超細繊維タイプ)を採用しています。

高性能グラスウールは一般のグラスウールよりも細い繊維でできています。
●一般グラスウール:7~8ミクロン
●高性能グラスウール(細繊維タイプ):4~5ミクロン
●高性能グラスウール(超細繊維タイプ):3~4ミクロン
繊維径を細くすることによって、繊維の本数が増え、その差は約4倍にもなります。
そして、空気室の大きさが約1/4になり、より動きにくい空気室の構成が可能となり、高い断熱性能を発揮できます。
※電子顕微鏡写真